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●特集

モーツァルト祝年

菅野 潤

秋もたけなわとなって参りました。
今年はご存知のように、モーツァルト生誕250年の祝年にあたります。
私もモーツァルトをこよなく愛し、また演奏し続けてきた者として、今春からヨーロッパやアメリカで記念演奏会や公開講座に参加してきましたが、この秋から冬にかけ、国内でも一連の演奏会が続きますのでお知らせ申し上げます。
まず、10月22日には塩竈でYAMATO弦楽四重奏団とピアノ協奏曲第12番イ長調KV414を、さらに11月5日には仙台でエマイユ・フィルハーモニックと第20番ニ短調KV466を演奏致します。この二回の演奏会はいずれも宮城県主催の文化事業です。
さらに、12月には10日に茅ヶ崎、13日に仙台、18日に東京でオール・モーツァルト・プログラムによるリサイタルを開催する運びとなりました。
これまでも、1990年代前半に行ったピアノ・ソナタの全曲演奏や、様々な室内楽、また協奏曲演奏のみならず、各地でのリサイタルでもモーツァルトの音楽を頻繁に取りあげてきましたが、この節目の年に私なりのモーツァルトへの愛と感謝のしるしとして記念リサイタルを行うことは大きな喜びです。
是非、ご来臨いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
〜2006.9〜

 

 

●菅野潤ピアノリサイタル
  2006年12月18日(月)浜離宮朝日ホール

モーツァルト生誕250周年を祝して

Concept

古今の音楽家の中で、モーツァルトほど時代を超えて愛されてきた人はあるまい。 畏敬する、圧倒されるのではなく、モーツァルトの音楽は実にAmor(愛)で私達を満たす。 私のささやかな歩みの年月に、モーツァルトはいつも傍らにあって慰め、喜びを与えてくれた。 このリサイタルは私の心からなる感謝のしるしである。


プログラム

W.A.モーツァルト

幻想曲 ニ短調 KV397
ロンド イ短調 KV511
ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 KV311
幻想曲 ハ短調 KV475
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 KV457
グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 KV356
(617a)
ピアノ・ソナタ 第16番 変ロ長調 KV570

 

 

●雑誌掲載記事

木村貴紀:「音楽現代」2007.2

 幻想曲ニ短調、ロンドイ短調、ピアノ・ソナタ第9番、幻想曲ハ短調、ピアノ・ソナタ第14番、グラスハーモニカのためのアダージョ、ピアノ・ソナタ第16番というオール・モーツァルト・プログラム。総じて左手の音形が右手の旋律を被覆するバランスが、特に弱音に於けるあまり芯の太くない音群と相まって、起伏がなだらか過ぎるほどに作られていたことが、前半では強い印象へと結びつきにくい要因となっていたのではないか。
 しかし後半へと聴き進むにつれ、控えめではあるが一向に破綻することがなく、どこまでも軽やかに滑走する時間が続く。これは大向こうを唸らせるような演奏とは趣を異にする。この滲み出るような情感は、咀嚼され穏やかに熟成された賜物なのか、それとも純化され血肉化されたひとつの回答なのか。陳腐な言い回しだが、いずれにしてもモーツァルトに寄せる愛情の深さがこのようないぶし銀の表現を生んだといえるだろう。オール・モーツァルト・プロという体裁で世に問うたのも、それでと頷かされた。

 

 

百瀬喬:「音楽の友」2007.3

 桐朋学園大学卒業後、フランスに留学、パリ国立高等音楽院、パリ・エコール・ノルマル音楽院などで研鑽を重ね、ヴィオッティ、カタンツァーロ、パリ国際室内楽などの国際コンクールで上位入賞を重ね、現在はパリを拠点として活動を行っている菅野潤が一時帰国してリサイタルを行った。プログラムは、生誕250周年を記念してオール・モーツァルト。「幻想曲ニ短調」や「ロンドイ短調」「幻想曲ハ短調」などを前菜として、ウィーン時代の「ソナタ」を3曲、「ニ長調K311」「ハ短調K457」「変ロ長調K570」を演奏した。
 柔らかくて豊潤な響きが魅力的で、また音楽の内容がよく練られていた。自然な息づかいに支えられて、入念に施されたアーティキュレーションが曲を生き生きと弾ませていた。伸びやかなニ長調、緊張感をはらんだハ短調、そしてまさに円熟の変ロ長調、モーツァルトの様々な側面を浮き彫りにした一夜でもあった。

 

 

道下京子:「MUSICA NOVA」2007.4

 菅野潤は、桐朋学園大学卒業後、パリ高等音楽院を卒業、エコール・ノルマルで研鑽を積み、ヴィオッティ国際コンクール、パリ国際室内楽コンクールなどに上位入賞した。また日本、ヨーロッパ各国で、リサイタルをはじめオーケストラとの共演も頻繁に行なっている。現在はパリを拠点とし、バルセロナ・カレーロ音楽院の教授を務める。
 当夜は「モーツァルト生誕250周年を祝して」と題されたリサイタルで、オール・モーツァルト・プログラムによる。ひと言で言って、理知的なタイプのピアニストだ。楽譜どおりに音楽を再現し、声高に自身を主張せず、自然な情感を作品に紡ぎこんでゆく。特に≪ロンド≫K511で見られるように、ドッペルドミナントの箇所では落差の激しい音色彩の変化を施し、次なるドミナントへの劇的な展開へと導いていた。
 ≪ピアノソナタ≫K311においても、例えば第1楽章において、長いフレージングだけに比重を置かず、バスの伴奏に現れる特徴的な音程や音型を活かして、生命力溢れる快活な楽想を創り出した。≪ピアノソナタ≫K457も、飾らず素朴な語り口でモーツァルトの真髄に迫る演奏であり、≪ピアノソナタ≫K570は、菅野の演奏スタイルに見事に一致した。シンプルな書法を示すこの作品において、明朗さを際立たせ、虚飾を排した見事な演奏であり、この作品において、菅野はモーツァルト本来の音楽を雄弁に語った。その他、≪グラスハーモニカのためのアダージョ≫K356など。


 

●これまでの"特集"

桜セッション −ピアノと写真とトーク

仙台国際音楽コンクールの成果と課題 菅野 潤
  (2001.6.28 河北新報掲載)


「時間の話」
  (1999.1.7 河北新報より)


SUPER SLIDE MUSIC スーパー スライド ミュージック
  「菅野潤と平間至が再び織り成す桜セッション第二弾」


愛と寛容の音楽
  〜2006.8〜

 

 

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