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●特集記事
◆桜セッション −ピアノと写真とトーク−
◆ふれあいエスプ塩竃 エスプホール
ピアノと写真で構成する異色の催し「桜セッション」が今年(2001年)6月10日(日)に塩釜市の「ふれあいエスプ塩竃 エスプホール」で開かれた。市制施行60周年記念事業と銘打って塩釜市が主催。
出演したのは菅野潤さんと、安室奈美恵や豊川悦司などタレントのCDジャケットなどを手がけている人気カメラマン平間至さん。ステージには大きなスクリーンが設けられた。次々と映し出される桜のスチール写真を背景に、潤さんがピアノの名曲を奏でるという趣向だ。
平間さんはこの日に備え事前に、忙しいスケジュールを縫って東京から何度も春爛漫の塩釜にやってきた。塩釜神社など市内10数カ所で桜の写真を撮ったという。折りからセッション直前まで仙台音楽国際コンクールが開かれ、コンクール運営委員という重責を担う潤さんも多忙なスケジュールを打ち合わせやレッスンのために割いた。
出来栄えは見事だった。カラーとモノクロの写真をふんだんに使い、スクリーンに次々と桜の映像が躍る。まるで満開の花の香りまで伝わっているような迫力だ。そこにショパンのノクターンなどの名曲が潤さんの演奏で会場いっぱいに流れた。まるで音と写真の調和が別の次元に昇華したような不思議な世界に引きずり込まれる。
両氏はともに塩釜出身で友人同士だという。互いに違う個性と作品を組み合わせれば面白いセッションになるだろう。そんな発想から菅野潤後援会事務局が市民交流施設「ふれあいエスプ」館長渡辺誠一郎氏にプランを持ちかけたところ、いい企画だと快く引き受けてくれた、渡辺氏をはじめエスプ職員の卓越した演出と多大な協力がなければこの日の成功はむろん望めなかった。地方出身のアナウンサー板橋恵子さん(エフエム仙台サウンズ取締役)の素晴らしいトークが会場の雰囲気を一層盛り上げてくれたことは言うまでもない。
入場は無料。定員は287人の会場は事前の抽選で当選でした聴衆で超満員。会場で観客にお願いしたアンケートでは「目と耳からリアルな衝撃を受けた」「2人の演奏と写真の迫力には、胸を刃物で貫かれたような感動を受けた」など、たくさんの賛辞を頂いた。
両氏はジャンルは違えども、ともに有名なアーチスト。ところがどちらも謙虚で、がさつなところが1つもない。セッションの事前打ち合わせのため東京渋谷区神宮前の平間事務所をお尋ねした際、終始、控えめに対応して下さった平間さんの態度が印象深かった。われらが潤さんにとって、平間さんは良き友であると同時に良きライバルと言えるだろう。
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